July 8, 2018

 梅雨前のすっきりと晴れた初夏の頃。川辺のうどん屋では大将がうどんを啜っている。何杯も、何杯も。ずずずっと。

 それは自ら「さくら」をしていると言うべきか、又は、客が少なく麺を在庫にしたくないのか知らないが、なんだか見てると旨そうに思えてくる。少し小腹が空いていたが、どうも昔からそのうどん屋「伊乃屋」には入る気がしない。私がここで足を止めたのにはもうひとつ理由があった。この悠々と流れる川のせせらぎだ。天気がいいこともありキラキラと水面が輝き、とても気持ちがいい。私は川に入った。ゴボゴボゴボ。ゴボゴボゴボ。

 早かったか、すこし冷たいが気...

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